以前、職場で一緒に働いていた中国人の方に「好きな漫画は何?」と聞いた時に「NARUTO」という意外な答えが返ってきた。
中国と言えば西遊記(孫悟空)繋がりのドラゴンボールが有名かと思ったけど、ナルトだと言う。
何でナルト?
日本で大人気なワンピースとかならまだしも。
ドラゴンボール以来、殆どジャンプとか読んでなかった自分としては不思議でたまらない。
とにかく面白いと勧められ、数年前からテレビアニメのNARUTOを少し見始めたんだけど、地味に面白い。
正直、NARUTOに出てくるキャラクターのデザインとかはあまり好きになれず、読まず嫌いだったんだけど読み始めたら止まらない。
次の話が、気になって仕方ない。
中古で買おうか迷ったけど、意外と中古も高い。
どうせなら新品が欲しい。
ということで、ネットでNARUTO全巻(新品)を大人買いしちゃいました。
→NARUTO 全巻
ナルト全巻
到着。全巻大人買いとなると結構な量で重い。
開封。
単行本を本棚にズラリと並べてみた。
いざ読んでみると、内容が少し子供向けじゃないような気もする。
少年誌の割に残酷なシーンがあったり、復讐話が多かったり、話の内容も他の漫画に比べ少し複雑。
作者曰く、中学二年生の男子をターゲットに話を作っているとのことだけど、大人でも十分ハマれる。
特に、中二病を患っている自分なんかにはちょうどいい。
実際、作者の思惑とは外れ(?) 意外と30代~40代女性にも人気があるらしい。
あと、冒頭でちょっと中国人の方の話を書いたけど、日本よりも海外(フランスやアメリカも)で人気が高いようだ。
# これから読もうとしている場合はネタバレ注意。
で、話の内容はというと、NARUTOは忍者の話という設定だけど、あまり忍者らしくない。
顔がバレバレだったり(忍者ハットリくんも同じか。。)、主人公のナルトに至っては金髪、青目でまるで外人さん。
あえてそういう設定にしているみたいだけど。
忍者という概念を無視(?)し、前例などにとらわないという話がオリジナルで面白い。
忍術もありえない術がいろいろでてきて普通に面白い。漫画だからね。
ココらへんは小学生にも受け入れられそう。
個人的には万華鏡写輪眼とか大好き。
あとネーミングセンスも無茶苦茶で、外人さんにもウケそう。
どこか聞いたことある日本語を別の意味やキャラクターの名前で使い回すところがうまい。
キャラクターの名前を覚えるのも楽だし。
でも一番好きなところは、話が意外とシリアスなところ。湿っぽくて漫画話ではちょっと勿体無い気も。
一見乱暴な漫画に見えるところもあるけど、作者が伝えたいことが沢山隠れているような気がする。
意外と感動するシーンも多く、そこら辺の話が好きという人も多そう。
ストーリーも場繋ぎ的な話は殆どなく、最初からよく考えられて作られていて、話の持って行き方がうまい。
読んでいて次の展開が非常に気になってくるし、そういう気にさせる段取りが凄くよくできていて
伏線の張り方がうまい。
# アニメ版は漫画に追いつかないよう、アニメオリジナルな場繋ぎ的なストーリがあるみたいだけど。。
# 場繋ぎ的な部分は嫌だけど、アニメはアニメで良い部分もある。凝った戦闘シーンや音楽とか。
世界で人気がある理由も少し分かってきたような気がする。
あと、もうちょいで終わってしまいそうな勢いだけど、今後の展開も楽しみ。
おまけ
謎が多い漫画だけど、今のところ以下が気になる。
・マダラ(トビ)の正体は?
全然見当が付かない。六道仙人はあり得んし、マダラの弟?でも死んでるしなぁ。
長門の輪廻眼について「もともと俺のだ」とか、穢土転生されたマダラとの関係とか。
あと、あの時空間忍術は何者?どうやって倒す?
・カカシの万華鏡が何故開眼したのか?
最も親しい友の死とは、うちはオビトを指す?
それともまさかリン?それは有り得ないな。今更だけど気になる。
・十尾復活
話的に「十尾復活=ナルトが死んでしまう」ので復活しないのか。
・サスケvsナルト
イタチの意思を継ぐ場合、木の葉潰しはナシなのか。
ナルトとの対決はあるのか。あるだろうなぁ。で、どういう風に話を持っていくのか。。
サスケも輪廻眼まで開眼するのか?
・六道仙人
さすがに登場することは無さそうだけど、ちょっと期待。
・鬼灯水月と重吾が大蛇丸のアジトで見つけた秘密
重吾が暴走し壁を壊して偶然見つけた何か。あれは何?
・屍鬼封尽(しきふうじん)
ナルトには九尾の半分しか封印されてなくて、残りは四代目火影の命と引き換えに屍鬼封尽で封印。
命がけで封印したので出てきてしまっては困るけど「半分」ってのが気になる。ナルトの伸び代か?
と、まぁ次から次へと気になることを妄想し始めるとキリがない。
既に作者「岸本斉史」さんの幻術にハマってるな。これは。最後まで読まないと!
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