以前、Windows 8 Release Preview上で自作ソフトの疎通動作確認を行ったけど、Windows8マシンも買ったことだし本格的にWindows8対応を始めることにした。
まずは、動作確認から。
Windows8 Release Preview上では概ね動作していたけど、今回製品版で確認し直したところ、いろいろ手直しが必要ということが分かってきた。
主な問題点は、
・デスクトップガジェット廃止
・メニュー上で[←][→]キー操作が反転
・画面拡大による表示崩れ
表示崩れについては、直接Windows8に関係したものではないけど、最近のPCは解像度が細かすぎるため、拡大表示されているものがある。
更にWindows8ではタッチ操作も利用するシーンも多くなってきたため、ボタン等が小さすぎると周りの他のものまで触ってしまい誤操作しやすい。
先日購入したVAIO Duo 11なんかもディスプレイの拡大サイズの初期値が「125%」となっている。
今までもサイズ拡大は100%のみを考慮して作り込んでいたけど、そうも言っていられない状況になってきた。
ということで、個々のアプリの動作確認。
節電メーター
前にもちょっと書いたけど、Windows7で動作していたデスクトップガジェット(Vistaで言うサイドバーガジェット)は、Windows8ではサポートされなくなった。
ガジェットを動かすsidebar.exe自体そのものが無いらしい。
Microsoftのガジェット公開サイトも終了している。
http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows/downloads/personalize/gadgets
Windows の最新バージョンのわくわくするような可能性に重点を置くため、Windows Web サイトでは、ガジェット ギャラリーのホストを終了しました。
まぁ、確かに従来のガジェットよりも、Windowsストアアプリを勧めるべきだろうなぁ。
デスクトップ上で動作するガジェットは、別に従来通りのFormや、WPFを使ったアプリもあるし。
ということで、「節電メーター」ガジェットはWindows8対応は断念し、今後の保守も凍結することにしました。
いきなり、ごみ箱入りさせようと思ったけど、まだWindows7で動作するし、まだまだ電力が逼迫している状況なので、しばらく公開したままにしておきます。
東電電力使用状況
こちらも同じくガジェットなので、Windows8対応は断念し、今後の保守も凍結します。
プチカレンダ
次はプチカレンダ。
実はこれ、公開中の自作ソフトとしては一番古く初版は1998年に公開していて、もうすぐ15年目という化石のようなソフト。
開発言語もVisual Basic 6.0と非常に古い。
Windows8対応で、一番脱落を心配していたソフトなんだけど、問題なく動いている。
強いて言えば、ヘルプに書いてあった動作OSを削除し、Readme側で記載するようにし、それに伴いセットアップも修正した。
ということで、自作ソフトのなかで一番早くWindows8対応を済ませ、プチカレンダ Ver2.14を11/28に公開した。
画像位置情報取得ツール
概ね正常に動作しているが、何故かメニューを選択し、[←][→]キーなどを押下すると何故かフォーカスが逆に移動してしまう。
原因を調査してみないと分からないけど、修正できるものなら直さないといけない。直せるものなのか。。
文字作
動作は問題無さそうだが、ツールバーの位置がズレてしまう。
これは、Windows8の影響ではなく、画面サイズ拡大による影響。
拡大サイズを125%から100%に変更すると、今まで通り正常表示される。
これも出来れば修正しようと思っている。
あと、ついでに文字列追加の「+」ボタンが分かりにくいので、ポップアップメニューなども追加しようと思う。
アフィリサーチ
これも、メニューの[←][→]キーで逆に動いてしまう問題がある。.NETのバグなのかな?
あと、Windows8以外の問題として125%表示でGUI崩れも。
100%表示にすると今まで通り正常表示される。
ついでに、アフィリサーチの既存問題?としてAmazon検索時、右下ペイン(説明欄)や、広告作成時に画像が表示できない項目場合あるようなので調査&修正予定。
RSS速報
字幕スーパー
バルーン表示
簡易ブラウザ
Windows8としての問題は無し。
ただ、開発環境を最新のVisual Studio 2012 Express(無料版)に乗り換える予定なので、Setupを作れなくなる。
今後のバージョンはSetupを廃止する予定。
今まで、C:\Program Files配下にインストールしていたため、設定ファイルの置き場所に困っていたが、
今度はexeと同じフォルダに保存するよう、元の動作に戻す予定。
あと、Setupを廃止すると、スタートアップメニューに登録することも簡単にはできなくなるため、ここら辺も何とかしようと思っている。
タイムスタンプ変更ツール
Windows8としての問題は無し。
これも125%表示で日時が若干見にくくなっているが、これぐらいはOKかな。
勤務時間取得ツール
これもWindows8の問題?として、メニューの[←][→]キーで逆に動いてしまう問題がある。
あと、Windows8以外の問題として、125%表示崩れが結構ある。
– DataGridView表示が崩れる。
– 125%表示で、「休」チェックボックスが表示されない。
– 125%表示で、ステータスバーの合計欄の位置が合わなくなってしまう。
それと既存問題か、Windows8の問題か、本当にこんなデータがイベントログに記録されているのか分からないが、変な値が表示される場合がある?(↓12/30の値がおかしい)
KMeter
Windows8としての問題は無し。
ただし、RSS速報同様に、今後Setupを廃止する予定で、スタートアップ登録を検討する必要がありそう。
あと、既存問題も修正したい。
・マルチタッチでのズーム、移動などの動作がおかしい
・「キーボード使用率」という用語がおかしい
VMeter
何とか動作するが、UACで管理者権限が必要だし、開発言語がVC++とメンテが大変なため、これを機に更新を凍結する予定。
今後は動作の軽いKMeterへの移行を促す。
AutoShutdown
Windows8では、「スタンバイ」「休止状態」という用語は不適切なため、「スリープ」に変えるべきかもしれない。
あと、125%表示で、若干時刻が見にくいが動作は問題なし。
ただ、現状でも動作するし、需要も少なくなってきたようなので、このまま保守もフェードアウトするかも。
ShutdownTurboTimer
Windows8としては特に問題なし。
ただ、125%で表示の場合、激しく表示崩れする。
これもVC++でメンテがしずらいし、AutoShutdownと被っているので凍結していこうと思う。
画像振り分けツール
概ねOK。
だいたいこんな感じ。
Windows8の新しいWindowsストアアプリも作りたいけど、しばらくは、デスクトップアプリのWindows8対応で精一杯。。